【言えずにいた気持ちを忘れないまま】

遼漣寺才

(りょうれんじ さい)

cv額賀拓実


錫嶺花澄

(すずみね かすみ)

cv君花みい



あらすじ


登校したばかりの花澄が廊下を歩いていると目の前を子猫が横切っていくのが見えた。

驚かせない様に声を掛けながら追い掛けて行くのだが、子猫は逃げ回ってしまっていた為見失ってしまう。


キョロキョロと捜しているうちに屋上まで来た花澄の目に飛び込んできたのは、手すりよりも向こう側で震えている子猫の姿だった。ゆっくりと近付いて行き、手すりを乗り越えると四つん這いになりながらも子猫を捕まえる事に成功した瞬間足を滑らせて屋上から落ちてしまいそうになったところを知らない男子学生に助けられる。


無表情のまま男子生徒は花澄の行動が理解不能だと冷たい言葉を浴びせる。しかし花澄も言い返して屋上から出て行ってしまう。


残った男子生徒は、花澄に言われた言葉で更に理解不能を感じてしまう。教室へと戻るとホームルームが始まり、そこで転入生として先程の男子生徒が紹介される。花澄は驚いた表情を浮かべたが、男子生徒はまるで何事も無かったかのような態度だった__。